【仕事辞めたい】あなたの給料が安い理由と３つの対策
・年収の低い企業(業種)に勤めていませんか？
・あなたの社内評価と市場価値を見極める。
・最短で収入アップに繋げる方法とは？
・年収の低い企業(業種)に勤めていませんか？
「平均給料」と言っても「雇用形態別」「男女別」「企業規模別」「学歴別」「年齢別」「業種別」「地域別」によって違ってきます。
そして様々な情報を見ていても「平均給料」の公表額はそれぞれです。
ここでは、とりあえずポイントとなる「平均給料」の違いを見てみましょう。
近年では約400万円が日本の平均年収と言われています。この400万円を目安に
見ていきましょう。
男性の年齢別年収額は
１９歳：約220万円（最低額）～５４歳：約510万円（最高額）
約300万円の差があります。
400万円に達している年齢は４０歳からでした。
女性の年齢別年収額は
１９歳：約210万円（最低額）～５４歳：約320万円（最高額）
約100万円の差があります。
400万円には達していません。
ですが、年齢別年収額は「雇用形態別」「男女別」「企業規模別」「学歴別」「年齢別」「業種別」「地域別」の全ての条件も含まれてしまいますので重要視することは無いかと思われます。
地域別平均年収額
全国平均年収は約370万円ですが、この平均を超えている都道府県は
「東京都」「神奈川県」「愛知県」「大阪府」の4つだけでした。
地域別平均年収額に関してもあまり重要視する必要は無いかと思いますが、手っ取り早く収入を上げたい場合はこの４つの都道府県で就職するという考え方もあるでしょう。
しかし生活の場も、この４つの都道府県に移転してしまっては意味がありません。
何故なら物価も高く、生活費も高くなってしまうからです。
物価の安い近隣の都道府県で生活を送りながら、この４つの都道府県で高い収入を得る
ことが最も良い方法ではないでしょうか。
また、コロナ禍の対応策としてリモートワークが発展していますが、リモートワークに
適した知識や実績のある人でしたら近隣でなくとも、もっと物価の安い地方で生活を
送りながら「東京都」にある職場の仕事（リモートワーク）をするということも可能です。
つまり高い収入を得て低い生活費で生活を送ることができます。
また、生活の拠点を固定する必要がないので、例えば釣りが好きな人は海や川に近い場所で、キャンプが好きな人は自然の山に近い場所でといった具合に趣味やプライベートに適した地域を生活の拠点にすることが可能です。
企業規模別平均年収額（資本金別平均年収額）
2000万円以下：約380万円
2000万円以上5000万円以下：約410万円
5000万円以上１億円以下：約410万円
１億円以上１０億円以下：約460万円
１０億円以上：約620万円
企業規模別平均年収額に関してもその他の条件が含まれてしまいますので重要視することはないですが、やはり職場の安定を考えれば資本金額が多ければ多いほど安心に繋がります。
また、給料額の交渉などは資本金額が大きい企業であるほど交渉しやすいのではないでしょうか。
学歴別平均年収額
大学、大学院卒の平均給与
男性：約400万円
女性：約290万円
高専、短大卒の平均給与
男性：約310万円
女性：約260万円
高校卒の平均給与
男性：約290万円
女性：約210万円
高卒と大卒では年間約80万〜110万円の差がありますが勤めている業種によっても違いがありますので平均給与額をそのまま鵜呑みにすることはないかと思われます。
また日本全国が対象になりますので都会で働く人もいれば地方で働く人も含まれます。
しかし、高い学歴や専門知識は高収入を得る為に非常に重要視しなければならないでしょう。
業種別平均年収額で分かるように、上位トップ３は全て高学歴と専門知識が必須となる業種ばかりなのは明らかです。
業種別平均年収額（男女別）ランキング
１位：金融・保険 （男性）約560 （女性）約330
２位：教育、学習支援 （男性）約530 （女性）約380
３位：研究・技術サービス（男性）約500 （女性）役350
４位：情報通信 （男性）約480 （女性）約370
５位：建設 （男性）約420 （女性）約300
６位：卸売・小売 （男性）約420 （女性）約280
７位：医療、福祉 （男性）約410 （女性）約310
（400万円以上↑）
８位：製造 （男性）約380 （女性）約260
９位：運輸・郵便 （男性）約350 （女性）約280
10位：娯楽 （男性）約360 （女性）約260
11位：宿泊・飲食 （男性）約330 （女性）約240
12位：その他サービス （男性）約330 （女性）約260
業種別平均年収額は最も重要な情報といえます。
基本的に年収は勤めている業種で決まると言っても過言ではないからです。
また、400万円以上の業種のほぼ全てが高い専門知識を必要とする業種であることが分かります。
しかし４位～７位の業種に関しては業務別に考えれば高卒からの雇用も含まれるでしょう。
分類別年収額まとめ
年齢別年収額：重要視する必要は無い。
地域別平均年収額：重要視する必要は無いが最短で収入アップできる可能性がある。
企業規模別平均年収額：それほど重要視する必要は無いが給与交渉が出来るか判断材料になる。
学歴別平均年収額：それほど重要視する必要は無いが収入アップには必須条件である。
業種別平均年収額：最も重要視するべき情報。
さらに、まとめると・・・。
性別、地域別の格差はあるものの、業種別による年収額が最も違いのある分類であり
年収額が大きいほど学歴や専門知識を必要とし必然的に勤める企業規模も大きなると
いったところでしょう。
ということは・・・。
学歴がある人（大卒）または専門知識やその実績がある人は、それに見合った収入になるように企業に交渉してみることで年収アップに最短で繋げる事が可能ではないでしょうか。
交渉の余地が無ければ他業種へと転職することで年収アップに繋げる事も可能です。
また、学歴が無くても専門知識を得て資格を取得することで今より年収の高い業種へと
転職する方法もあります。
対策①：年収アップに繋げる為に必要な条件を把握すること。
以上の情報から収入アップには何が必要か？
・年収は業種で決まるということ。
・年収が高い業種ほど学歴・専門知識が必要ということ。
この２つが年収アップに繋げる為の必要な条件ということになります。
市場から見る年収アップに必要な条件が明確になったら次に明確にしなければならないのは現在のあなた自身の価値がどれほどなのかということです。
第三者のつもりになって考えてみましょう。
・あなたの社内評価と市場価値を見極める。
現在の仕事の内容は？
ルーティンワークかまたは他動的に複数の業務に就いているか？
基本的に作業者（技術）、発案者（企画・研究・設計）、営業、事務処理（経営）の分類に分けられますが、それぞれの業務でどんな実績があるのかを思い出してみましょう。
例えば
作業者として精度の高い技術と実績（認知度の高い商品に関わっていた）がある。
発案者（企画・研究・設計）として実績（認知度の高い商品に関わっていた）がある。
営業による安定した実績（毎月の安定した売上）がある。
事務処理による経営のコンサルタント（会社に利益をもたらした）に関わっていた。
など・・・。
あなたの看板となる実績を思い出してみましょう。
その看板実績にはどんな専門性があるか考えてみましょう。
問題となるのは、その専門性が他者と差別化できるかどうか？・・・です。
会社の中ではオンリーワンだとしても日本全国規模で評価した場合どうでしょうか？
日本全国規模でオンリーワンにならないといけない訳ではありません。
その専門性に市場価値があるかがポイントになってくるのです。
あなたの専門性に市場価値があれば収入アップの交渉も、あるいは転職を得て収入アップに繋げることも容易なことでしょう。
現在の仕事の成果は？
どんなに専門性のある仕事をしていても結果を出せていなければ意味はありません。
あなた一人で数人分の結果を出せているのなら収入アップの交渉をする価値ありですが
企業が想定している一人分の結果しか出せていない場合は交渉は難しいでしょう。
また、転職を考えているとしても同じことが言えます。
企業にとって人件費は投資と同じです。投資に見合った結果が見込めなければ投資先を
変更するだけなのです。
結果が出せていない場合は、何故結果が出せないのか考えてみましょう。
また、結果を出している人をよく観察したり直接意見を聞いてみましょう。
そして会社の経営者になったつもりで顧客の要望にこたえられる人材になってこそ
はじめて給与の交渉や転職といった収入アップに繋げる行動に移すことができます。
仕事で結果を出すということは働いている全ての人々が全ての業種から求められる
専門性だということを常に意識しましょう。
現在の仕事の相性（適正）は？
どんなに高収入な仕事だとしても、肉体的に辛かったり過度にストレスが溜まるようではいつか体を壊してしまいます。
また、仕事の結果も出しにくく評価も低いままでしょう。
あなたが今の仕事と相性が悪いと強く感じているのなら、人事異動を願い出ることも良いでしょう。
また、転職エージェントに相談し、あなたに適正がある業種を教えてもらうことも新しい発見とチャレンジに挑む良いきっかけになるかもしれません。
しかし、気を付けなければならないのは「相性が良い」と「好き」では意味が違います。また、何もかも全てに良い相性を求めてもいけません。
必ず譲歩できる範囲を考えてから人事異動や転職に行動を移すようにしましょう。
どちらにしても相性（適正）が悪い業種で働くメリットは何もありません。
では、これまでをまとめてみましょう。
対策②：あなたの社内評価と市場価値を明確にすること。
現在の仕事の内容は（専門性がある・専門性が無い）ので市場価値が（かなりある・ある・無い）。
現在の仕事の成果は（少ない・一人分・数人分）出しているので社内評価は（悪い・良い・非常に良い）。
現在の仕事の相性（適正）は（あると思う・無いと思う・無い）ので（継続しても良い・辞めたい）。
ここまでの対策①②が明確になったら最後にあなたが収入アップに向けて何をすれば良いのか考えてみましょう。
・最短で収入アップに繋げる方法とは？
１．昇給の交渉をする。
あなたが会社に大きく利益を出していると確信しているのなら、昇給の交渉を行うことが最も早く収入アップに繋がる方法でしょう。
２．副業を始める。
副業が禁止されていなければ効果的な方法ですが、本業に差し障るようなら考えものです。
しかしインターネットを活用した副業など毎日の空き時間をコツコツと積み重ねることである程度の副収入に繋がる可能性もあります。
副業のメリットはただ副収入を稼ぐことだけではありません。
それまでに知らなかった新しい業種に足を踏み入れてみることで新たな専門性を育む
チャンスでもあります。
副業で始めて見たことが本業よりも収入が大きくなったという話はよくあることです。
何故なら副業なので「元々興味があった」や「それまでにやっていた趣味を副業にしてみた」など「相性が良い」ものを選んでいることが「良い結果」を生み出しているのではないでしょうか。
３．転職する。
収入アップを目的とする転職の場合はやはり業種を変える必要性が大きいでしょう。
その為にはその業種の人材はどのような市場価値（専門性）を必要とされているのか
しっかりリサーチし、あなた自身の市場価値（専門性）を高める必要があります。
転職エージェントに相談することは最も良い始め方と言えるでしょう。
転職エージェントにあなたの市場価値をリサーチしてもらうことで、転職に必要な
スキルを明確にできるので、資格の取得や経験を得る為の活動など迷うことのない
目標に向かって行きやすいでしょう。
そして、努力の末に手に入れた新しい職場はあなたにとって収入アップだけではなく
素晴らしい充実感をも、もたらすことでしょう。
対策③：あなたに合った最短で収入アップに繋げる方法を考え実行すること。
１．昇給の交渉をする。
２．副業を始める。
３．転職する。
総合のまとめ
対策①：年収アップに繋げる為に必要な条件を把握すること。
・年収は業種で決まるということ。
・年収が高い業種ほど学歴・専門知識が必要ということ。
対策②：あなたの社内評価と市場価値を明確にすること。
現在の仕事の内容は（専門性がある・専門性が無い）ので市場価値が（かなりある・ある・無い）。
現在の仕事の成果は（少ない・一人分・数人分）出しているので社内評価は（悪い・良い・非常に良い）。
現在の仕事の相性（適正）は（あると思う・無いと思う・無い）ので（継続しても良い・辞めたい）。
対策③：あなたに合った最短で収入アップに繋げる方法を考え実行すること。
１．昇給の交渉をする。
２．副業を始める。
３．転職する。
あなたに合った収入アップの方法があるはずです。
たとえば・・・。
あなたが社内評価に自信があるのなら昇給の交渉が最も最短で収入アップに繋がります。
社内評価にも自分の市場価値にも自信があるが、そもそも給与の低い業種だから見切りをつけたいと思っているのなら今の仕事を続けながら転職活動をしていくと良いでしょう。
社内評価に自信がないし、そもそも給与の低い業種だから見切りをつけたいが自分の市場価値を考えると転職は不安だと思っているのなら副業で収入アップが最短でしょう。
社内評価に自信があって、そもそも給与の低い業種だから見切りをつけたいが自分の市場価値を考えると転職は不安だと思っているのなら副業で収入アップしながら新たな専門性を育んでいくことで、いつの日か副業を本業に変えていくこともできます。
社内評価に自信がないし、そもそも給与の低い業種だから見切りをつけたいが自分の市場価値を考えると転職は不安だ。
でも人生やり直したい・・・。
と思っているのなら今の仕事を続けながら転職エージェントと相談しあなたに適正のある業種の専門性を習得していくことで転職に繋がる可能性も見えてくるでしょう。
最短と言っても１週間や２週間でできる事ではありません。
数か月または数年かかるかもしれません。しかしその価値はあるはずです。
ただただ、お金を稼ぐのではなく仕事を通じて毎日の充実感や生活の向上に繋がっていくことで人生そのものが良くなっていくはずです。
もう、籠の中の鳥のように鳴いていれば餌を与えてもらえる時代は終わったのです。
すでに籠から飛び出して自ら餌を取りに行く時代に入っています。
それは全ての人々にチャンスがあるということです。
あなたの籠の扉はすでに開いています。
せっかく羽をもっているのだから、飛ばないと損ですよ・・・。
